
2012年2月15日 水曜日
2012年の7月1日に施工される「FIT」全量買い取り制度、いわゆる「再生可能エネルギー特別措置法」により日本中の企業\自治体\個人資産家などが中心に大きな施設や土地に自然エネルギー(ほぼ太陽光エネルギー)の導入を検討している。
今回のコラムは一般家庭向きとうよりは大きな自然エネルギー導にまつわる大きな流れと実際に動いている流れについてであります。
自然エネルギーと言っても太陽光以外にも様々で、風雨力、水力、地熱にバイオマス等様々な条件よって導入さてれている。
しかし風力は安定的に風が吹かないといけなく鳥の巻き込み問題や近隣との騒音問題も指摘されている。水力は小規模で家庭使用か大規模で国家事業に近いものになってくる。地熱やバイオマスなどは農業法人を中心に普及して来ているが2012年の「FIT」を目指して自然エネルギーを導入しようと検討している企業にはなかなか手が出ない。
そこで広大な土地や工場の屋根、オフィスの屋上等のスペースを利用して導入しやすいのが太陽光パネルによる自然エネルギー発電だと思う。
実は私もある団体の自然エネルギー導入に関わっている。7haある農地の南斜面に太陽光パネルを敷き詰め1メガワット級の発電をするプロジェクトである。
導入までのステップを簡単に説明します。
ステップ1 土地の測量をし、と同時に役所に書類を提出 続いて地耐調査。
ステップ2 パネルメーカー、パワコンの選定
ステップ3 実際の工事(メガワットだと2〜3ヶ月)防草シート等の設置
ステップ4 送電線への連結
ステップ5 発電
という流れです。他にも細かい書類やチェック案件がありますが全体像は上記の感じです。
一口に太陽光パネルといっても様々な種類があり、世界中のメーカーが開発している。
タイトル通り日進月歩で導入を決定した後に、さらに性能が良いパネルが続々と発表になることも有ると思います。
導入にあたりコスト面での検証も必要ですしパフォーマンスも当然気になる。さらに数ある中から選ぶので目移りも当然するしその種類の多さ、特徴の違いにも驚く。
そこで検討されている方でもそうでない方にも是非一度訪れていただきたいのが山梨県にある「北杜サイト」である。国内外9カ国から24種類のメーカーのパネルが実際に稼働、発電しているサイトである。
専門的な事ですが種類としては結晶系シリコン(単結晶、多結晶、HIT、球状、リボン、バックコンタクト)、アモルファス系(単層タイプ、微結晶積層タイプ)、化合物系(CIGS、GaAs)
予約が必要だが1日2回の見学が可能だ。
広大な発電面積がある程発電量は増える。例えばメガワットを作るとしよう。600kw は売電に回し残りの400kwは自分たちの施設で使用する。
さらに蓄電池があれば発電した電気を溜めておき非常時にも使える。
少し前に私が行った際も様々な業種の方々が来ていた。
大きな工場の経営者、農家、投資家、個人の土地所有者、皆今年の7月1日に向けて興味深々の様子だった。
先進国であるドイツのブランド、安定している国産、比較的に安価な中国産。実際に発電しているパネルを横目に歩く
広大な敷地はとても静かで心地いい。世界のパネルに「会って」みると関心がさらに湧くはず。


カテゴリー:活動報告
2012年1月20日 金曜日
改めまして宜しくお願いいたします!ケンマスイです。
ラジオのDJやテレビを始めメディアで活動をさせていただく傍ら、ミュージシャンが始めた自然エネルギー推進組織 ”ap bank”の活動にも深く関わらせていただきap bank fes(年1回の野外フェス)の出演を始め様々な取り組みを国内外で調査研究をする仕事もしております。日々の活動を通じて学んだ事、触れている具体的な事業等をご紹介させていただきたいと思います。
このコラムをご依頼いただき、BLOGタイトルを「エネルギーの世界」にしたのは3.11以降の日本のエネルギーに対する国民意識の変化や世界の大きな流れ、またそれを受けて普及開発が続く自然エネルギーの必要性を様々な「世界」で活動している人、モノ、取り組みをご紹介させていただくというコンセプトから来ています。
お固い前説明はここまでにして第一回目にふさわしいハワイの自然エネルギーを研究開発しているHenk Rogers氏をご紹介したいと思います。
皆さんがおそらく一度は遊んだことがあるであろうテトリスというゲームの共同開発者で、一代で財を成し自分の限られた人生をどう活かすか?という自問自答の中いくつかの「人生の目標」を掲げ、その中の一つに「石油燃料の使用を終わらせる」という壮大なテーマを持ち、”Blue Planet Foundation”という財団を立ち上げ楽園ハワイの地から発信を続けている人です。
ハワイ、特にオアフに行った事がある方はご存知だと思いますが、公共交通機関はバスしかなく、H1という高速道路を柱に車での移動がメイン、朝晩はかなり渋滞をする。 さらに島内の物資は90%アメリカ本土からの輸入品で当然石油も大量に消費している。ホテルや観光バスの中は必要以上に冷房が効いていて寒いくらい、さらにハワイ全土で一番エネルギーを消費しているのは観光客ではなく軍事産業である。
オバマ政権発足後以降、グリーンエネルギーの普及、軍事産業の縮小が大きな課題になっており、いろんな意味でアメリカを象徴しているハワイという場所で自然エネルギーを大きく導入する事で本土を始め世界からの注目を受けやすい、という事でHenk氏はこの地を最適と考えている様だ。
ゲームソフト開発で得た多額の富を娯楽には使わず、ホノルルのあるオアフ島ではなくハワイ島に農場を購入。70Haという広大な土地に馬や豚、七面鳥や鶏、そして写真にあるように石の壁の中にはハワイが原種で絶滅を危惧されている植物を集めて保護もしている。朝食の卵は農場から野菜、果物もすべて自然の恵みをいただく。
また州の運営する電力会社の送電線からの離脱をするためにワークショップの屋根の上は太陽光パネル(シャープ製でした)やNASA等にも納めているオーダーメードの蓄電池を使い完全なる「エネルギー独立型農場」の運営をほぼ成功させている。まずは自らの姿勢をただす事でハワイ政府、もっと言えばアメリカ政府に提言をしている「エネルギー開拓者」である。
Henk氏いわく「ハワイは自然エネルギーの宝庫、安定した日照時間、気候条件、そしてなんと言ってもハワイ島には世界最大級の活火山がる」ハワイ島に到着して農場で収穫した野菜サンドをいただき1時間程経、一息つき間もなく島の反対側まで180KMのドライブ、2時間かけて火山まで連れて行ってくれました。まだ熱のこもった溶岩の固まりをバリバリと音を立てながら永遠と進む。地熱や水素のエネルギーでハワイを変えたいと意気込むHenk氏。
「有言実行」「永遠の少年」そんなキーワードが最適な実業家、Henk Rogers。ハワイに次行く機会があったら気にしていただきたい。

henk氏所有の電気自動車「TESLA」の前で

